転出届 転入届 手続き方法 ~Hola!もりぐち

引越しとは、“今いる住居から別の場所へ移動する”ことを指します。引越しは荷物の移動だけではなくライフライン(電気・ガス・水道等)の移転手続きなど、やるべきことが数多く生まれる大変なイベントです。その中で「市役所」での手続きもかなりだと大変だと感じる方も少なくないのではないのでしょうか。引越しの際、市役所で必ず必要な手続きに「転出・転入手続き」というものがあります。2023年2月6日より全国の市区町村で、オンライン上で転出届の提出ができるようになったことを皆様ご存知でしょうか。
ここでは守口市でのオンライン、郵送、窓口それぞれの転出・転入方法について書いていきます。


門真市での手続き方法も “かどまで暮らす” で記載しておりますので。必要な方はご一読ください。

●転出届/転入届の提出期限

これからマイナポータル・郵送・窓口での転出転入方法を紹介しますが、どの手段でも共通している(守口市の場合※1)提出期限についてまずは記載しておきます。
転出届においては、手段によって手続きの所要日数が異なるので期限内に手続きが完了できるようにしましょう。
転出・転入のそれぞれの期限はこちらです。

提出期限
転出届引越し予定日(転入日)の14日前から当日まで
転入届引越し当日(転入日)から14日以内

⦁ マイナポータルで転出届を出す場合は、市区町村によって提出期限が異なります。

●転出届① マイナポータル (3開庁日)

2023年2月6日から、マイナポータルを通じて全国の市区町村でオンラインによる転出届提出・転入届の来庁予約が可能になりました。これ以前では、引越しの際には転出届を転出元市役所から受け取り、それをもって転入先の市役所へ、という何度も来庁する負担がありましたが、この制度が確立して負担が軽減されました。窓口の開いている時間を気にせずに、祝日や土日、夜間のいつでも手続きできることはかなりのメリットがあります。
更に、このマイナポータルを利用した手続き “引っ越しオンラインサービス”では、市区町村に関する手続きだけではなく、ライフライン等の手続きもオンラインにて一括で行うことが可能です。

引っ越しオンラインサービスについてはデジタル庁のサイトをご覧ください。

⇒ https://www.digital.go.jp/policies/moving_onestop_service

◇ 手続き手順

マイナポータルで申請するにあたり必要になるものが下記のものです。

では手順についてです。
まずマイナポータルにログインし、住まいカテゴリーの「引っ越し」を選択します。

赤いボタンの「申請をはじめる」をクリックして手続きを開始します。

手順は①~③に分けられていて、①入力 ②申請 ③来庁の3つの流れで申請をします。

⦁ 入力・引っ越す日、住所
・引っ越す人  
・関連手続き、来庁予定
⦁ 申請・入力確認、申請
⦁ 来庁・来庁準備  
・申請確認、来庁

手順①の入力作業の際に再度マイナンバーカードを読み取ると、自分の情報について自動入力できるのでとても簡単でした。
一通りの流れをしてみましたが、スマホの扱いや入力作業になれている方であれば10分程度で終わるかな、といった印象です。

オンラインでの手続きの場合、転出手続きが完了するまでは大体3開庁日かかります
完了するとマイナポータルで通知が届きます。完了する前に転入届の申請に行っても手続きできないので、必ずご確認の上来庁して下さい。申請状況はマイナポータルで確認できます。

サービスを利用できない場合もあるので、下記に記載しておきます。

・マイナンバーカードに有効な署名用電子証明書が記載されていない
・異動者の全員がマイナンバーカードを所有していない
・世帯が異なる人の引っ越しについて届出する
・国外に引っ越しをする
・引っ越す日(転出予定日)が未定
・転出届の届出日が引っ越した日(転入日)から11日経過している、又は引っ越す日(転出予定日)が転出提出から31日後である
・新しい住所が未定
・マイナンバーカードを使用して申請する場合に、券面事項入力補助パスワード(数字4桁)を覚えていない

◇ 代理人による申請

代理人による書類提出は本来委任状が必要となりますが、マイナポータルでは機能上委任状が必要となる転出届の提出及び来庁予約はできません。
ですが、住民票上で同一世帯の方であれば、代理で転出届の提出と来庁予約をすることができます。例えば、“お子様が家を出て一人暮らしを始めるので、母親が代わりに転出届提出・来庁予約をしたい”といった場合には申請は可能です。

◇ 転入手続き

マイナポータルを利用して来庁予定の申請はできますが、転出届のようにオンラインで完結することは、転入届ではできません。来庁して手続きが必要です。

●転出届② 郵送(数日必要)

来庁が難しい、尚且つマイナポータルを利用していない場合、手続きはどうしたらいいでしょうか。
来庁しなくても提出する方法として、マイナポータル以外にも郵送という手段があります。利用できるシステムを利用して無理なく手続きを済ませましょう。

守口市の転出証明書の郵送に必要なものは下記のものです。

・申請書守口市HPから申請所をダウンロードして使用
・本人確認書のコピー運転免許証、パスポート、特別永住者証明書、在留カード、健康保険証等のコピーを同封
・返信用封筒返信先の住所・氏名を書いた必要な料金の切手を貼った提携封筒

転出届証明書郵送請求の申し込み用紙は守口市のHPよりダウンロード可能です。
転出届証明書郵送請求の手数料は無料です。

守口市HPより引用

送付して証明書が返送されるまでは1週間~10日程度かかる場合があるので、余裕をもって提出しましょう。

◇代理人の場合

本人以外が郵送にて請求する場合には、上記の書類以外に資料を同封する必要があります。
代理人として申請する場合には必ずHPを読んでから送付するようにしてください。

守口市HPはこちら。

https://www.city.moriguchi.osaka.jp/kakukanoannai/shiminseikatsubu/sogomadoguchika/kosekijumintorokupasupoto/2079.html

◇転入届

郵送での転入届提出はできませんので、引越し先の市役所に必ず来庁して手続きを行ってください。

●転出届③ 窓口(即日交付)

窓口で転出届を交付する際の窓口はこちら↓

総合窓口課
守口市京阪本通2-5-5
守口市役所2階北エリア
06-6992-1530
9:00~17:30

転出届は転出する日までに提出してください。
必要なものは下記です。

・本人確認書類
・もりぐち市民カード(交付している人のみ)
・国民健康保険証(加入者のみ)

◇ 代理人の場合

代理人の場合は、本人直筆の委任状と代理人本人の確認書類が必要になります。

◇ 転入手続き

 転入の窓口は転出と同じく下記の場所になります。

総合窓口課
守口市京阪本通2-5-5
守口市役所2階北エリア
06-6992-1530
9:00~17:30

必要なものはこちら。

・本人確認書類
・国民年金手帳(受給者のみ)
・前住所地の市町村の転出証明書
・個人番号カード、住民基本台帳カード

●休日(日曜日)開庁

守口市では、平日に来庁できない方のために休日に窓口を開いています。
平日に学校や仕事を休めない、市役所には行けない、といった方は是非ご利用下さい。

◇開庁日時

原則 第2・4日曜日の午前9時から午後1時

開庁予定日は毎月守口市役所HPに1年分記載されます。
令和6年分の開庁予定はこちらです。

守口市HPより引用

※毎月第3土曜日の翌日日曜日はシステムが停止する為、変更になります。
※12月29日~翌年1月3日までは休庁日です。

◇受付場所・業務内容

受付場所と業務内容はこちらです。

受付場所業務内容
1階北エリア証明発行コーナー・各種証明書発行
・会議室の申請受付
1階北エリアパスポートコーナー・パスポートの交付
2階北エリア総合窓口課・住民異動届の受付
・印鑑登録届の受付
・マイナンバーカードの保険証の紐づけ、公金口座登録サポート

●14日を過ぎてしまったらどうなる?

引越し予定日(転入日)から14日以内に転入届を提出してください。と必ず表記されていますが、実際14日を過ぎてしまったらどうなるのでしょうか。
転入届を14日以内に提出することは住民基本台帳の法第22条によって定められています。

期限を守らなかった場合には、住民基本台帳に「正当な理由なく転入・転居・転出・世帯変更の届出をしない者は、5万円以下の過料に処する」と記載されており、実際に罰金が発生するかどうかは裁判所の判断になります。数か月程度の提出遅れであれば市役所の方からの注意で済むと思いますが、期日を守って来庁するようにしましょう。
転出届を提出後に転入届を出していないと、一定期間で元に戻るという規定もないので、どこの住民でもない宙ぶらりんの状態、つまり「住民票が存在しない」という状況になります。その間住民票の写しや記載事項の証明書の発行、医療費の助成、選挙投票等のサービスを受けることができなくなってしまいます。転出申請をしたけど引越しをしなかった場合は転出を取り下げし、転入届を提出していない人は必ず提出するようにしてください。

●まとめ

今回は守口市の転入・転出について説明させていただきました。筆者は今年(2024年)4月に守口市を転出して門真市に転入しましたが、コンビニで出せる証明書やシステムの進み具合は市役所によって全然違うということを学びました。一番驚いたのは、門真市ではまだ戸籍謄抄本のコンビ二交付サービスを開始していないということです。つまり門真市を本籍地にしてしまうと、戸籍謄本が必要になった際には窓口に出向く必要があります。本籍地を移動しようと考えている方は、その土地の市役所は戸籍謄本のコンビニ交付サービスを行っているかどうかの確認を強くお勧めします。(私はディズニーランドにしてしまったので戸籍謄本コンビニで取れませんでした。笑)
未だ市役所に出向く必要がある手続きはあるものの、マイナポータルを通してのオンラインで続きや、コンビニ交付も増えてきました。これから更にあらゆる手続きが手軽に行えるようになるのではないでしょうか。
マイナンバーカードを利用した市役所サービスは年々進化していっているので、市役所での手続きが必要になった時には来庁する前に一度調べてみると案外オンラインで完結できるかもしれません。
システムを最大限活用して時間を有効に使っていきましょう!

●おまけ

市役所のメール問い合わせの箇所には、「メールによるお問い合わせは相当な時間がかかりますので、お急ぎの方は電話によるお問い合わせをお願いします。」と書かれています。
私はここ数か月で2度守口市役所に問い合わせメールを送りました。相当な時間と書かれていたので1日以上はかかる、もしくはもっと来ないかも。と覚悟して送ったところ、1件は1時間で返信あり。もう一件は5時間後に返信をいただきました。
“仕事や用事で電話をかけられない、でも今日中に聞きたいことがある“といった方は一度メールで問い合わせてみてもいいかもしれません。
メールの送信先は市役所のどこの課の内容なのかによって変わります
守口市HPから調べていくと、各記事それぞれに「この記事に関する問い合わせ先」という欄がページ下部に表示されているのでそこから問い合わせてみてください。