守口市のイメージキャラクター「もり吉」と「ダイコン」
●守口市のイメージキャラクター
「守口市シンボルキャラクターもり吉」
守口市の市制施工70周年を迎えて、「もり吉」というイメージキャラクターが誕生しました。もり吉が背負っているものは、家で採れた「守口大根」だそうです。散歩が日課で、お母さん手作りのポーチには大好物の守口漬けが入っているらしい…。カワイイですね!ここでは守口市の名産品についてお話していこうと思います!
ちなみにですが、門真の名産品は「レンコン」です。門真市のイメージキャラクターである「ガラスケ」にもレンコンがしっかりと描かれています。門真市の名産品とイメージキャラクターについては“かどまで暮らそう”のページで紹介させて頂いているので、気になる方は是非一度ご覧ください。
◇レンダイオン
そしてなんと、門真市と守口市の共通キャラクターが存在するのをご存知でしょうか。その名も「レンダイオン」!守口市・門真市の施設やお店でもしかしたらステッカーを見たことがある方もいるかもしれません。「レンダイオン」は、門真市と守口市のそれぞれの特産品“レンコン”“ダイコン”を掛け合わせた名前ですね。このキャラクターは守口市門真市消防組合のイメージキャラクターとして誕生しました。ダイコンとレンコンをライオンが優しく包み込んでいる構図になっていて、「親愛なる市民を守る」という意思を表現しているそうです。
守口市役所HPより引用
●名産品
門真市の名産品がレンコンである一方で、守口市の名産品として有名なのは守口大根!「守口大根」とは、起源が守口市だと言われている超長い大根です。 1585年に豊臣秀吉が守口の地で「守口漬」と命名し、そこから「守口大根」と呼ばれるようになっていったと伝えられています。
守口市役所HPより
https://www.city.moriguchi.osaka.jp/kakukanoannai/shiminseikatsubu/chiikishinkoka/nosei/3870.html
長いもので2メートル近くある長い大根で、漬物として食べられることが一般的です。 そんな守口大根、実は守口市役所で「守口大根長さコンクール」というものが開催されています。
●守口大根長さコンクール
守口市役所HPより
2020年までは毎年行われていましたが、コロナの影響で一時休止。3年ぶりに開催されたのが、去年の2023年です。毎年1月に行われているので、観覧するだけでも面白いかもしれませんね。
2024年1月19日に開催されたコンクールでの団体の部優勝者は、181㎝のさくら小学校のみなさん!準優勝は八雲コミュニティセンターさんで177.5cmという結果でした。181㎝って長すぎて驚きです。
こちらの写真は優勝者のさくら小学校のみなさんです。
実はこの守口大根は「世界1長い大根」としてギネスに認定されました!「守口大根ギネスワールドレコード町おこしin扶桑町」という愛知県の扶桑町で平成25年に行われた、191.7㎝の大根が世界記録に認定されています。守口発祥の大根が世界1位…!でもギネス登録されているのは愛知県の大根…?
●守口大根の現在の産地
ここまで「守口市の名産品」と紹介していた守口大根ですが、残念ながら現在の産地は守口市ではなく愛知県と岐阜県です。愛知と岐阜は長良川と木曾川河畔の川があるので、良質な土壌が育っています。栄養たっぷりの良質な土壌があるからこそ、こんなに長い大根を育てることができるんですね。ちなみに守口市で栽培されなくなった原因は「明治後期以降の住宅化」で、この動きに伴って栽培は衰退していってしまったそうです…。守口に起源を持つ「守口大根」なのに、守口では栽培しないのかあ。残念。と少し思ったので、本当に守口で栽培していないのか調べてみました。するとなんと!市民と守口市の施設が協力して「守口大根」を栽培する企画が2022年にスタートしていました。2022年にスタートしたこの企画は市民の方たちが協力して、栽培~収穫、そして食すまでの流れを行っていました。気になる方は是非守口市中部エリアコミュニティセンターのHPをご覧ください。
守口大根を守口で栽培し、食す。まさに地産地消ですね!この企画で育てられた大根は、守口大根長さコンクールにも出場したそうです。このまま守口大根の栽培が活性化されていって、守口大根の産地は守口市だ!と胸を張って言えるくらいにまでなったら嬉しいですね。
●守口大根育て方
2024年の長さコンクールでは181cm、ギネス認定されている大根は191cm…。そんな長さのある大根、どうやって育てるのでしょうか?
【育て方】
育てるためには必要な条件があります。
・石ころや礫がない柔らかい均質の耕土が1.2m以上あること ・土壌の通気性がよく、肥沃であること ・地下水が低いこと |
もしこの条件が揃った土地をたまたまお持ちの方がいたとしても、「いや、1-2mも土の中に育った大根をどうやって収穫するの?」となりますよね。人力で土を2mも掘り起こすのはものすごい労力を要しますし、守口大根は直径2-3cmとかなり細いため間違って大根にスコップ等を当ててしまうと簡単に折れる可能性があります。
そこで、実際に今年大根コンクールで優勝したさくら小学校の保護者の方にどう育てたのかお伺いしました!
収穫する際の写真がこちらです。
地面で大根を育てるのではなく、大根が伸びても問題ない長さの箱を作り、そこで大根を育てていたんですね。これなら収穫の際に地面を掘る必要は無く、板の手前だけを外して土を丁寧に取っていけば大根が出てきます!
●守口大根ほりほり体験
「2メートルもある大根!?土の中から掘り起こしてみたい…!!でも栽培は無理だ…。」そんな好奇心旺盛な方にちょっとした情報をお届けします!2024年の1~2月にかけて、愛知県丹羽郡扶桑町の漬処壽俵屋 扶桑總本家にて、守口大根ほりほり体験が開催されていました!
守口大根で有名な愛知県丹羽郡の「扶桑守口食品」さんが期間限定で開催している守口大根を収穫できるイベント!2024年度のほりほり体験は既に終了してしまっていますが、来年2025年度も開催予定です!スケジュールが決まり次第扶桑守口食品のHPにお知らせされるようなので、気になる方はチェックしてみてください。先着順で満員になり次第終了です。毎年1-2月にかけて開催されています。愛知県の扶桑町までは門真市からですと2時間半ほどの距離で少し遠いですが、「収穫」という体験をする良い機会だと思います。お子様がいらっしゃるご家庭にもおすすめの体験です!
筆者は守口大根を食べたことがないので、愛知県や岐阜県に寄った時には食べてみようと思います!皆様もぜひ機会があった時には守口大根を食べてみてはいかがでしょうか!